ブログを運営していると、どうしても「記事を書くこと」ばかりに意識が向きがちになります。私自身も、最初の頃は完全にそうでした。記事数が増えることが成長の証のように感じられ、固定ページについては正直ほとんど考えていませんでした。「後でまとめて作ればいいだろう」と、どこかで後回しにしていたのです。
しかし、ある程度記事が増えてきた頃、ふと自分のサイトを客観的に見返してみて、強い違和感を覚えました。
記事はある。内容もそこまで悪くない。
それなのに、どこか信用しきれない雰囲気が漂っていたのです。
この違和感の正体が、固定ページの不足でした。
ブログは「記事の集合体」ではありますが、同時に「ひとつのサイト」でもあります。そしてサイトとしての信頼性を支えているのは、検索に引っかかる記事よりも、むしろ目立たない固定ページだったりします。
たとえば、運営者情報がないサイトを想像してみてください。
どんな人が、どんな目的で運営しているのか分からない。
この時点で、読む側は無意識のうちに警戒します。内容が正しくても、「誰が書いているのか分からない」というだけで、信頼度は一段下がります。
私自身、他人のブログを読むとき、無意識に運営者情報を確認していることに気づきました。
「この人はどういう立場で書いているのだろう」
「実体験なのか、どこかから拾ってきた話なのか」
そうした情報が見えないと、どこか距離を感じてしまいます。
運営者情報を書くことに抵抗を感じる人もいるかもしれません。立派な経歴がない、書けるほどの実績がない、そう感じるのは自然です。ただ、固定ページに必要なのは「すごさ」ではありません。正直さと一貫性です。
なぜこのサイトを作ったのか。
なぜこのテーマを扱っているのか。
どういう人に読んでほしいのか。
この程度のことが分かるだけでも、サイトの印象は大きく変わります。
次に重要なのが、お問い合わせページです。
「どうせ問い合わせなんて来ないから不要だろう」と思っていた時期が、私にもありました。しかし、これは完全に見当違いでした。お問い合わせページの役割は、実際に連絡を受けることだけではありません。
連絡手段が存在すること自体が、信頼の証になります。
何かあったときに逃げない。責任を持つ。
そうした姿勢を示す意味合いが、お問い合わせページにはあります。
そして、AdSense 審査の観点でも、このページは非常に重要です。連絡手段が明示されていないサイトは、それだけで評価を下げられる可能性があります。
さらに忘れてはいけないのが、プライバシーポリシーです。
このページは、最初はとっつきにくく感じるかもしれません。法律用語も多く、何を書けばいいのか分からないという人も多いでしょう。
ただ、重要なのは「完璧な法律文書を書くこと」ではありません。
個人情報をどう扱うかを明示する姿勢があるかどうかです。
アクセス解析を使っている、広告を掲載している、問い合わせフォームを設置している。これらはすべて、ユーザー情報と関わります。それについて何も書かれていないサイトは、どうしても不安を与えます。
固定ページは、派手さはありません。アクセス数もほとんど伸びません。それでも、サイト全体を下から支える土台として、非常に重要な役割を果たしています。ここを軽視すると、どれだけ記事を書いても、どこか「仮設感」のあるサイトから抜け出せません。