ブログを始めたばかりの頃というのは、不思議なもので、自分が失敗していることにほとんど気づきません。むしろ「ちゃんとやっているつもり」になっていることが多く、その感覚がある分、後から振り返ったときに強い違和感を覚えることになります。私自身も、当時は真剣に取り組んでいるつもりでしたし、まさか自分が遠回りをしているとは思っていませんでした。
ここでは、初心者が特にやりがちな失敗について、単なる箇条書きではなく、「なぜそうしてしまうのか」「その時どんな心理状態なのか」という部分まで含めて整理してみます
失敗① テーマを決めずに書き始めてしまう
初心者が最初にやってしまいがちな失敗が、テーマを決めずにブログを始めてしまうことです。
「雑記ブログだから何を書いてもいい」「自由に書くのがブログの良さだ」と考え、深く考えずにスタートしてしまいます。
この考え方自体が間違っているわけではありません。問題は、その後です。最初の数記事は勢いで書けます。自己紹介、ブログを始めた理由、最近気になっている話題など、ネタには困りません。しかし、10記事にも満たないうちに、急に手が止まります。
なぜ止まるのか。
それは「次に何を書けばいいのか」を判断する基準がないからです。
テーマが決まっていないブログでは、記事を書くたびに毎回ゼロから考えることになります。「今日は何を書こうか」と毎回悩む状態は、想像以上に消耗します。これが続くと、更新が止まりやすくなります。
また、テーマが定まっていないと、後から自分でブログを見返したときにも違和感が出ます。「このブログは何について書いているのだろう」と、運営者自身が迷い始めてしまうのです。
失敗② 最初から完璧な記事を書こうとしすぎる
二つ目の失敗は、最初から完成度の高い記事を書こうとしすぎることです。
これは真面目な人ほど陥りやすい失敗でもあります。
「どうせ書くなら、ちゃんとした記事を書きたい」
「中途半端な内容を公開したくない」
こうした気持ちは自然です。ただ、この考え方が強くなりすぎると、逆にブログが止まります。
情報を調べすぎて、構成を何度も練り直し、文章を何回も書き直す。それでも「まだ足りない気がする」と感じて公開できない。この状態が続くと、記事が完成する前に疲れてしまいます。
ここで重要なのは、ブログ記事は「一度公開したら終わり」ではないという点です。後から修正することもできますし、追記することもできます。最初から完璧を目指す必要はありません。
初心者の段階では、完成度よりも「公開する経験」を積むことの方が重要です。公開することで初めて、次の記事を書く感覚も掴めるようになります。
失敗③ アクセス数ばかりを気にしてしまう
三つ目は、アクセス数を気にしすぎてしまうことです。
ブログを始めると、アクセス解析を見るのが習慣になります。これは自然な流れですが、初心者の段階では注意が必要です。
最初のうちは、アクセスがほとんどないのが普通です。それにもかかわらず、毎日のように数字を確認し、「増えない」「誰も読んでいない」と落ち込んでしまいます。
問題なのは、アクセス数が少ないこと自体ではありません。「読まれていない=価値がない」と短絡的に結びつけてしまう思考です。この考え方を続けると、書くモチベーションは確実に下がります。
実際には、ブログはある程度の記事数がたまって初めて評価され始めるものです。初期段階で数字に一喜一憂しても、状況はほとんど変わりません。
失敗④ 他人の成功例をそのまま真似してしまう
四つ目の失敗は、他人の成功例をそのまま真似してしまうことです。
ブログ関連の情報を調べると、「この方法で成功した」「このやり方で収益化できた」という話が数多く出てきます。
こうした情報を見ると、「自分も同じことをすればうまくいくのでは」と考えてしまいます。しかし、成功例の多くは、背景や前提条件が異なります。運営歴、記事数、ジャンル、タイミング。すべてが同じということは、ほぼありません。
表面だけを真似しても、同じ結果にはなりません。むしろ、自分に合わない方法を続けることで、余計に消耗するケースもあります。
失敗⑤ 更新を義務にしてしまう
最後の失敗は、更新を義務にしてしまうことです。
「毎日更新しなければならない」「更新を止めたら終わりだ」と自分を追い込んでしまいます。
最初はやる気で続けられても、生活リズムや体調の変化で無理が出ます。その結果、「書けない自分」を責めるようになり、ブログ自体が嫌になります。
ブログは本来、長く続けるものです。更新頻度よりも、続けられるペースを見つける方が重要です。
失敗を避けるために大切な考え方
これら五つの失敗に共通しているのは、「続ける前提で考えていない」という点です。
ブログは、失敗しながら調整していくものです。最初から正解を選ぼうとしなくて構いません。
「少しズレてきたかもしれない」と気づけること。
それ自体が、すでに一歩前進しています。